今国会で初の衆院憲法審査会 憲法改正めぐり与野党議論へ

今の国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が開かれました。憲法改正をめぐり自民党が各党と合意できる点を見いだしたい考えなのに対し、立憲民主党は憲法のどこに課題があるのか議論を重ねるべきだと主張しています。

衆議院憲法審査会は今の国会で初めて開かれ、幹事の選任を行いました。

これに先立って開かれた幹事会では、森会長らがフランスなどを訪れた海外視察の報告を来週9日の審査会で行うことを決めました。

審査会のあと与党側の筆頭幹事を務める中谷・元防衛大臣は記者団に対し「よく話し合いをして丁寧に進めたい。毎週議論を行い各党で合意できることがあるのか考えたい」と述べ、憲法改正をめぐり各党と合意できる点を見いだしたい考えを示しました。

一方、野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党の中川憲法調査会長は「改憲ありきの議論ではなく憲法の課題をもっと論じるべきだ。憲法を改正するのであれば世論が分断しないよう議論を重ねるべきで、期限を区切るのはだめだ」と述べました。

審査会では、今後の審議日程を与野党で引き続き協議することにしています。