国際

中米パナマ運河 記録的干ばつで通航できる船舶数を削減へ

太平洋と大西洋を結ぶ海上輸送の要衝、中米のパナマ運河が、記録的な干ばつの影響で深刻な水不足に陥っています。運河の管理当局は来年2月にかけて通航できる船舶の数を大幅に減らす方針を示し、世界的な物流への影響が懸念されています。

中米・パナマにあるパナマ運河は、太平洋と大西洋を結ぶ全長およそ80キロの海上輸送の要衝です。

このパナマ運河周辺では、先月1か月間の雨量が1950年以降で最も少なくなるなど、南米・ペルー沖の赤道付近の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」の影響で記録的な干ばつに見舞われています。

この影響で運河の中央部にあり、船を通過させるための水を供給している湖の貯水量が大きく低下していることから、運河の管理運営を担うパナマ運河庁は、来年2月にかけて通航できる船舶の数を段階的に削減する方針を示しました。

それによりますと、一日あたり平均36隻だった運河の通航数について、今月1日から31隻に制限して、その後も通航数を段階的に減らし、来年2月からは一日あたり18隻に制限するということです。

パナマ運河庁によりますと去年1年間にパナマ運河を利用した日本発着の貨物はアメリカ、中国に次いで多いということです。

パナマ運河ではすでに通航できる船舶の大きさを制限する措置もとっていて、世界的な物流への影響が懸念されています。

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