佐賀 バルーンフェスタ開幕 熱気球が秋空を彩る

佐賀の秋空を熱気球が彩る「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が11月1日から佐賀市で開幕し、大勢の観客が見守る中、国内外の70機余りの熱気球が一斉に飛び立ちました。

「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」はアジア最大級の熱気球の大会でコロナ禍を経て、ことしはアメリカや韓国など16の国と地域から合わせて125機が参加し、4年ぶりに国際大会としての本来の姿を取り戻しました。

メイン会場の嘉瀬川河川敷では、午前7時ごろ競技部門に出場するチームが、一斉に熱気球を立ち上げて70機余りが次々と飛び立つと、河川敷の土手に集まった大勢の観客が頭上を飛んでいく熱気球に手を振るなどしていました。

競技ではおよそ6キロ離れた目標の地点に「マーカー」と呼ばれる小さな重りを投下し、その距離の近さを競います。

11月1日の佐賀市は秋晴れの天気に恵まれ、パイロットたちは風向きを読みながら「マーカー」を投下し、目標の地点のすぐそばに落ちると、観客から大きな歓声が上がっていました。

小城市から家族で訪れた80代の女性は「最近は家から遠くに見ていたので久しぶりに生で見られてワクワクする。バルーンフェスタは世界的にも有名で誇らしい」と話していました。

大会は、今月5日まで佐賀市の嘉瀬川河川敷を主な会場に開かれ、期間中はおよそ80万人の来場が見込まれています。