動物園に恒例の「カピバラ温泉」オープン 長野 須坂

長野県須坂市の動物園では、寒さが苦手なカピバラに厳しい冬を元気に乗り切ってもらおうと、恒例の「カピバラ温泉」がオープンしました。

須坂市動物園は、南米の水辺に生息し寒さに弱いカピバラのために、毎年この時期、専用の温かいお風呂「カピバラ温泉」を設けています。

2頭のカピバラはすぐにけんかをしてしまうため、去年からは別々の湯船を用意するようになりました。

時折冷たい風が吹くなか、湯船のふたに乗ってオープンを待ちわびていたカピバラは、午前11時にふたが開けられると、早速湯につかって体を温めていました。

1日は、動物園のある臥竜公園で開かれている「須坂市大菊花展」にあわせて、湯船に菊の花が浮かべられ、訪れた人たちはカピバラが湯につかりながら菊の花を食べる様子を楽しんでいました。

長野市から遠足で訪れた小学2年生の子どもたちは「お湯につかって目を細めているのがかわいかった」などと話していました。

須坂市動物園飼育ふれあい係の小椋大玖さんは「カピバラの、のんびりしている姿をぜひ見てほしい」と話していました。

須坂市動物園のカピバラ温泉は来年2月末まで設けられています。