岸田総理大臣「COP28」に出席する方向で調整

岸田総理大臣は今月末からUAE=アラブ首長国連邦で開かれる国連の気候変動対策の会議「COP28」に出席する方向で調整を進めています。日本の取り組みを説明した上で、対策推進に向けて国際社会の協調を呼びかける方針です。

「COP28」は、今月末から来月中旬まで、議長国であるUAEのドバイで開かれる予定で、気候変動対策をめぐって各国の首脳らによる議論が行われます。

政府関係者によりますと、岸田総理大臣は、G7=主要7か国の議長国としての立場も踏まえ、会議に出席する方向で調整を進めています。

出席すれば、気候変動への対応で各国の立場に隔たりがある中、脱炭素社会の実現に向けた日本の取り組みを説明した上で、対策推進に向けて国際社会の協調を呼びかける方針です。

また岸田総理大臣としては、緊迫するイスラエル・パレスチナ情勢やロシアのウクライナ侵攻など、厳しい国際情勢を踏まえて、現地で個別の首脳会談を行い、連携強化を図りたい考えです。