岸田首相 杉田議員の発信「一つ一つ申し上げるのは控える」

ブログなどでの投稿が人権侵犯と認定された自民党の杉田水脈衆議院議員について、野党側が参議院予算委員会で認定の後も差別的な発信を続けていると指摘したのに対し、岸田総理大臣はすでに投稿は削除されたとした上で「その後の言動について1つ1つ申し上げるのは控える」と述べました。

アイヌ民族や在日コリアンの女性に対する杉田水脈衆議院議員のブログなどでの投稿について、札幌法務局や大阪法務局は人権侵犯と認定しました。

杉田議員について、31日の参議院予算委員会で立憲民主党が、認定の後も差別的な発信を続けていると指摘したのに対し、岸田総理大臣は「投稿は本人が謝罪をした上で表現を取り消した。その後の言動について、1つ1つ申し上げるのは控える」と述べました。

その上で「説明責任は政治家として果たし続けていかなければならず、特定の民族や国籍の人々を排斥するような趣旨の不当な差別や言動はいかなる社会でも許されない」と述べました。