EU=ヨーロッパ連合が31日発表したユーロ圏20か国の今年7月から9月までのGDPの伸び率は、前の3か月と比べてマイナス0.1%となりました。
年率換算ではマイナス0.4%でした。
ユーロ圏は、去年10月から2四半期連続でゼロ成長、4月から6月がプラス0.2%と、低い成長が続いてきました。
インフレは最近、落ち着く傾向がみられますが、ヨーロッパ中央銀行による1年以上にわたる利上げの影響で個人消費や企業活動が停滞し、堅調なアメリカ経済とは対照的に景気の弱さが鮮明になりました。
国ごとに見ますと、▼ユーロ圏最大の経済規模のドイツがマイナス0.1%とマイナス成長に落ち込み全体の足を引っ張っています。
また、▼イタリアがゼロ成長となったほか、▼フランスが0.1%、▼スペインも0.3%と軒並み低い成長率となっています。
ユーロ圏 7~9月のGDP伸び率 前の3か月と比べマイナス0.1%
ドイツやフランスなどユーロ圏の今年7月から9月までのGDP=域内総生産の伸び率は、前の3か月と比べてマイナス0.1%となりました。1年以上にわたる利上げなどが影響して景気の弱さが鮮明になりました。