この兵器開発は、ウクライナとアメリカが進めているもので、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが28日伝えたところによりますと、ウクライナが保有するソビエト製の地対空ミサイルシステム「ブーク」の発射装置を改造し、アメリカ側が大量に保管する艦対空ミサイルを発射できるようにしたということです。
また、ソビエト製のレーダーと、アメリカで開発されたミサイルを組み合わせた兵器もあるということです。
この計画は、怪物の「フランケンシュタイン」と地対空ミサイルを意味する「SAM」を合わせて「フランケンSAM」と呼ばれています。
一部のメディアは、欧米各国などから集めたさまざまな部品を使って改造を重ねた「怪物」のような兵器だと報じています。
ウクライナ軍は、ロシア軍に対する反転攻勢を進めていますが、アメリカメディアは、この計画は、兵器や資金の不足も指摘される中、有効だと伝えています。
ウクライナ 保有兵器と供与のミサイルなどで“怪物”兵器開発
ウクライナは、自国で保有するソビエト製の兵器と欧米が供与したミサイルなどを組み合わせる兵器の開発をアメリカとともに進めていて、一部のメディアは、改造を重ねた「怪物」のようで、兵器や資金の不足も指摘されるウクライナにとって有効だと伝えています。