JR東日本 グループの半年間決算 前年同期比4倍超の大幅増益

JR東日本のことし9月までの半年間のグループ全体の決算は、新型コロナの影響で落ち込んだ鉄道需要が回復していることから最終的な利益が1170億円と、前の年の同じ時期の4倍を超える大幅な増益となりました。

JR東日本が10月31日に発表した、ことし4月から9月までの半年間のグループ全体の決算によりますと
▽売り上げが1兆2998億円と、前の年の同じ時期より16.6%増え
▽最終的な利益は1170億円と、4.3倍になりました。

新型コロナの影響で落ち込んだ鉄道需要の回復で運輸収入が前の年の同じ時期より大幅に増え、この時期として、感染拡大前のおよそ9割の水準まで回復したことや、訪日外国人の鉄道やホテルの利用が増えたことが主な要因です。

記者会見でJR東日本の伊藤敦子 常務取締役は「人の流れが活発になるなか、増収増益が続いた。『生活ソリューション』の視点から鉄道以外の事業にもしっかり取り組んでいきたい」と述べました。