北海道根室半島沖 ヘリコプター1機が領空侵犯 ロシア機か

防衛省は、31日午後、北海道の根室半島沖で、ロシア機とみられるヘリコプターが日本の領空を侵犯したと発表しました。領空に入ったのは極めて短い時間だったということで、警戒と監視を続けています。

防衛省によりますと、31日午後0時44分ごろ、北海道の根室半島沖で、ヘリコプター1機が日本の領空を侵犯し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進して対応しました。

ヘリコプターが領空に入ったのは極めて短い時間だったということで、飛行ルートなどからロシア機と推定されるとしています。

ロシア機やロシア機とみられる航空機が日本の領空を侵犯したとして防衛省が公表したのは、去年3月以来で、旧ソビエトも含めると43回目です。

防衛省はロシア政府に対し、外交ルートを通じて抗議したということで、飛行の目的を分析するとともに、警戒・監視を続けています。