大相撲九州場所 連続優勝目指す大関 貴景勝「新しい気持ちで」

来月12日に初日を迎える大相撲九州場所で、2場所連続優勝を目指す大関 貴景勝が「先場所のいい記憶は消し去って、新しい気持ちで臨みたい」と意気込みを示しました。

貴景勝は先月の秋場所、11勝4敗で並んだ平幕の21歳、熱海富士との優勝決定戦を制して4回目の優勝を果たし、来月の九州場所で2場所連続優勝を目指します。

初日まで2週間を切る中、貴景勝は31日、九州場所の会場となる福岡市の福岡国際センターで取材に応じ「先場所のいい記憶は消し去って、新しい気持ちで臨みたい」と意気込みを示しました。

貴景勝は、今月行われた秋の巡業で相撲を取る稽古を始めていて「稽古も少しずつやっている。状態のいい悪いは場所が始まってみないと分からないが、やれることをやっている」と話しました。

横綱審議委員会は、横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続の優勝」を原則としていて、九州場所の貴景勝については「場所全体の土俵の姿勢や最終的な結果を踏まえて判断される」としたうえで、「綱とり」の期待がかかるという見解を示しています。

横綱昇進が子どものころからの夢であるという貴景勝は「せっかく先場所優勝したので、最後の番付に向けて評価してもらえる相撲を取りたい。もちろん全勝を目指したい」と決意を示しました。