NY市場 一時1ドル148円台後半に値上がり 日銀政策への観測から

30日のニューヨーク外国為替市場では、日銀が金利操作の運用を見直すのではないかとの観測から、このところ売られていた円を買い戻す動きが出て、円相場はおよそ2週間ぶりに一時、1ドル=148円台後半まで値上がりしました。

30日のニューヨーク外国為替市場では、このところ売られていた円を買い戻す動きが出て、円相場はおよそ2週間ぶりに一時、1ドル=148円台後半まで値上がりしました。

日銀が31日まで開く金融政策決定会合で、金利操作の運用について見直しを議論して、より柔軟に行うことを決めるのではないかとの観測が広がったことが背景にあります。

市場関係者は「日銀はことし7月に長期金利の上昇を事実上、1%まで容認する方針を示していたが、今回の会合でさらなる上昇を容認することになれば、円を買う材料になるとの見方が広がった。市場の関心は日銀の金融政策決定会合の結果と、記者会見での植田総裁の発言に集まっている」と話しています。