9月の有効求人倍率 全国平均1.29倍 3か月連続で同水準

9月の有効求人倍率は全国平均で1.29倍で、3か月連続で同じ水準でした。厚生労働省は「有効求人倍率は横ばいだが、新規の求人数は前の月から減少していて、今後に注視する必要がある」としています。

厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、9月は1.29倍で3か月連続で同じ水準となりました。

都道府県別に見ると高かったのは
▼福井県の1.91倍
▼山口県の1.73倍
▼島根県の1.66倍で
低かったのは
▼北海道の1.08倍
▼大阪府の1.09倍でした。

新規求人を産業別に見ると去年の同じ月に比べて増加したのは
▽宿泊業・飲食サービス業で5.2%
▽学術研究、専門・技術サービス業で2.6%の伸びとなりました。

一方で
▽製造業は12.7%
▽建設業は8.1%減少しています。

また、9月の新規求人数は前の月に比べて5.7%のマイナスとなりました。

厚生労働省は「原材料価格やガソリン代の高騰によって製造業や建設業、運輸業など人手不足にもかかわらず求人を出せない業界がある。これが新規求人数の減少にもつながっているので、今後に注視する必要がある」としています。