衆院議員の任期 折り返し 解散 総選挙のタイミングは

衆議院議員の任期が2年の折り返しを迎えました。
岸田総理大臣は引き続き支持率なども見極めながら、解散・総選挙のタイミングを探るものとみられます。

衆議院議員の任期は再来年の10月30日までで、2年の折り返しを迎えました。

与野党の間では、岸田総理大臣が今の臨時国会で経済対策の裏付けとなる補正予算案の成立を目指す考えを示しているほか、12月にはASEAN=東南アジア諸国連合との特別首脳会議などが控えていることから、年内の衆議院の解散は「日程的に窮屈だ」という見方が出ています。

一方で「任期が残り半分となり、常在戦場だ」といった声もあります。

岸田総理大臣は引き続き、支持率なども見極めながら解散・総選挙のタイミングを探るものとみられます。

与党側は、自民党の茂木幹事長が「物価高から国民生活を守るのが最優先だ」と述べるなど、経済対策などで着実に成果を積み重ね政権浮揚につなげたい考えです。

これに対し野党側は、立憲民主党の安住国会対策委員長が「所得税の減税は政権の命取りになるのではないか」と述べるなど、国会論戦で攻勢を強めながら選挙準備を進める方針です。

ただ、立憲民主党が衆議院選挙に向けて野党間の候補者調整を進めたい考えなのに対し、日本維新の会や国民民主党は否定的で、進展するかが焦点の1つとなります。