大相撲 九州場所 新入幕の北の若「やっとここまで来られた」

11月12日から始まる大相撲九州場所での新入幕を果たした22歳の北の若が30日、福岡市内で会見に臨み「目指してきたところでもあり、やっとここまで来られた。勝ち越しを目指したい」と意気込みを話しました。

八角部屋の北の若は、山形県酒田市出身の22歳。

相撲の強豪、埼玉栄高校出身で4年前の春場所で初土俵を踏みました。

翌年の初場所には幕下まで番付を上げるなど順調でしたが、ここから2年をかけて去年の初場所で十両昇進を果たしました。

そして、ことしの秋場所は東の十両2枚目で臨み、前に出る圧力と持ち味の右四つの相撲で白星を挙げて8勝7敗と勝ち越していました。

新入幕を果たした北の若は、福岡市南区にある八角部屋の宿舎で記者会見を行い「目指してきたところでもあり、やっとここまで来られた。もっと頑張って早く上がらないといけなかったかもしれないが、地道にこつこつやった結果がついてきた」と喜びを語りました。

部屋の兄弟子で、高校の先輩でもある北勝富士には日々、胸を借りて稽古を積んでいて「早く追いつきたい思いでやってきた。北勝富士関も三役に戻ってまだまだ追いつけていないが背中を追っていきたい」と話していました。

また、九州場所の初日の11月12日に23歳の誕生日を迎えるということで「悔いなく、若々しく相撲を取りたい。勝ち越しを目指したいし、一日一番全力で取りたい」と意気込みを話しました。