カナダのバンクーバーで開かれたグランプリシリーズの第2戦カナダ大会は28日、男女シングル後半のフリーなどが行われました。
前半のショートプログラムで首位に立った坂本選手は、冒頭のダブルアクセルを軽やかに決めると、続く3回転ルッツでも出来栄え点で高い評価を受けました。
基礎点の上がる後半の3つのジャンプもフリップとトーループの3回転の連続ジャンプで高い出来栄え点を得るなど、すべてのジャンプを決め大きなミスなく滑りきりました。
坂本選手のフリーの得点は151.00でショートプログラムとの合計を226.13とし、いずれも今シーズンの世界最高得点で、2位におよそ25点の差をつけて優勝しました。
坂本選手はグランプリシリーズ通算4勝目で「全部うまくいってほっとしているし、すっきりした気持ちだ。もっと自分を磨いて次もきょう以上が出せるようにしたい」と話していました。
また、前半で3位につけた松生理乃選手はジャンプの回転不足などでわずかな減点はあったものの大きなミスなくまとめ、フリーは132.33、合計は198.62で3位に入りました。
グランプリシリーズでは初めての表彰台です。
渡辺倫果選手はフリーで124.56、合計182.08で前半から1つ順位を上げて6位でした。
フィギュアGPシリーズ カナダ大会 女子シングル 坂本花織 優勝
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦、カナダ大会は28日、女子シングル後半のフリーが行われ、前半首位の坂本花織選手がすべてのジャンプを決めて2位に大差をつける圧倒的な演技で優勝しました。