ハンドボール男子 パリ五輪出場権を獲得 自力出場は36年ぶり

ハンドボール男子のパリオリンピックアジア予選が行われ、日本は決勝でバーレーンを32対29で破り、自力では1988年のソウル大会以来、36年ぶりのオリンピック出場を決めました。

パリオリンピックの出場権をかけてカタールで行われたハンドボールのアジア予選には、11チームが参加し、予選リーグを4戦全勝で勝ち上がった日本は準決勝で韓国を破り、28日の決勝でバーレーンと対戦しました。

日本は前半、一時、2点のリードを追いかける展開となったものの吉田守一選手のゴールなどで逆転に成功し、18対13と5点をリードして試合を折り返しました。

後半は、1点差に迫られる場面もありましたが、ゴールキーパーの中村匠選手の好セーブや、司令塔の安平光佑選手を中心にした攻撃から得点を重ね、32対29で接戦を制しました。

日本は予選から全勝でパリ大会の出場権を獲得し、開催国枠で出場したおととしの東京大会を除くと、自力では1988年のソウル大会以来、36年ぶりのオリンピック出場を決めました。

キャプテンの東江雄斗選手は「今まで悔しい思いをしてきた先輩たちのためにも結果が残せて非常にうれしく思う。パリ大会に向け、またいちから頑張りたい」と話していました。