「部分月食」29日明け方に 天気がよければ全国各地で見られる

月が地球の影に入り一部が欠けたように見える「部分月食」が、29日の明け方、天気がよければ全国各地で見られ、午前4時半ごろから欠け始め、午前6時前に終わる見込みです。

「月食」は、太陽と地球と月がほぼ一直線に並ぶ時に地球の影に入った月が欠けたように見えるもので、日本で観測されるのは去年11月の皆既月食以来となります。

国立天文台によりますと、今回は月の一部が欠ける「部分月食」で、月の直径のおよそ13%ほどが欠けるということで、
▽29日の午前4時34分ごろから欠け始め、
▽最も大きく欠けるのは、40分後の午前5時14分ごろで、
▽午前5時53分ごろに終わるということです。

天気がよければ全国どこでも同じ時間に西の空で観測できますが、小笠原諸島などでは、月が欠けたまま沈む「月入帯食」も4年ぶりに見られるということです。

次に国内で「月食」が観測できるのは、2年後の2025年3月14日だということです。