殉職警察官ら追悼の慰霊祭 岸田首相が参列し追悼の辞 東京

岸田総理大臣はこの1年間に殉職した警察官らを追悼する慰霊祭に参列し、「尊い遺志を受け継ぎ、安全で安心な日本を次の世代に引き継ぐために全力を尽くしていく」と追悼の辞を述べました。

慰霊祭は職務中に事件や事故に巻き込まれて亡くなった警察官や、事故などでほかの人を助けようとして死亡した市民らを追悼するため、東京都内で毎年開かれています。

慰霊祭では、ことし5月、長野県中野市で女性2人が男にナイフで刺された事件で通報を受けて駆けつけたあと、猟銃で撃たれるなどして死亡した2人の警察官や、ことし2月、山梨県で登山中に滑落した男性の救助にあたって亡くなった男性など、合わせて8人の名簿が納められました。

このあと、岸田総理大臣は「職務に対する強い使命感や他者に対する献身的な思いやり、そして勇気ある行動に敬意と感謝の念をささげる。尊い遺志を受け継ぎ、安全で安心な日本を次の世代に引き継ぐために全力を尽くしていく」と追悼の辞を述べ、祭壇に花をささげました。