プロ野球日本シリーズ きょうから59年ぶりの関西対決

プロ野球の日本シリーズは59年ぶりの関西対決となり、28日から京セラドーム大阪で始まります。
セ・リーグの阪神が38年ぶり、パ・リーグのオリックスが2年連続の日本一をかけて対戦します。

ことしの日本シリーズは18年ぶりにセ・リーグを制した阪神と、パ・リーグで3連覇を果たしたオリックスが対戦します。

いずれも関西を本拠地にしていて、59年ぶりの関西対決となりました。

38年ぶりの日本一を目指す阪神は28日夜の第1戦の先発投手を村上頌樹投手と発表しました。

レギュラーシーズンの防御率が1.75で、初めて最優秀防御率を獲得した右腕が大舞台に臨みます。

一方、2年連続日本一を目指すオリックスは山本由伸投手です。

最優秀防御率や最多勝など、先発投手の主なタイトル4つを史上初めて3年連続で獲得したエースがマウンドに立ちます。

山本投手は3年連続で日本シリーズの第1戦の先発です。

日本シリーズ第1戦は28日夜、大阪市の京セラドーム大阪で行われます。

オリックス 中嶋監督「チャンスでしっかり点を」

オリックスの中嶋聡監督は「相手が去年まで2年連続で対戦したヤクルトではないので、これまでの経験がプラスになるかはやってみないと分からない。阪神は投手力の高いチームで、投手力では負けている。あまり打てないと思うので、チャンスでしっかり点を取って守り抜きたい」と意気込みを語りました。

阪神 岡田監督「どんな状況でもいい結果を」

阪神の岡田彰布監督は27日の記者会見と前日練習のあと、改めて報道陣の取材に応じました。

岡田監督はレギュラーシーズンやクライマックスシリーズでは“普通”ということばを大事にしてきましたが、オリックスとは今シーズン交流戦で3試合しか戦っておらず、ほとんどの選手たちが日本シリーズは初めてです。

岡田監督は「ある程度、1年間対戦したチームで、こういう風にやったら勝てるからと、こっちは普通どおりにやったらいいけど、今回は相手がわからない。普通どおりできるわけないやんか。はっきり言うて」と語ったうえで、「気持ちが高ぶるなかで、どんな状況でもいい結果を出すことが大事。そういう選手がシリーズ男みたいになるんちゃう」と話していました。