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ガザ地区支援のUNDP日本人職員 “活動自体が困難極めている”

UNDP=国連開発計画のパレスチナ人支援プログラムで副代表を務める野口千歳さんがNHKのインタビューに応じ、ガザ地区の状況について、「このような規模の破壊は今までなかった状況で、プロジェクトがすべて影響を受けている」と述べ、現地での支援活動自体が困難を極めていると訴えました。

野口さんはエルサレムでNHKのオンラインインタビューに応じました。

UNDPはガザ地区で経済復興や生活再建などの支援を行っていて、かつて現地の事務所長も務めた野口さんは日本の資金援助によるがれきの除去などの支援プロジェクトにも取り組んできました。

野口さんによりますと、ガザ地区にとどまる50人近くのスタッフの無事を確認できている一方で、連日、激しい空爆が続く中、スタッフの多くが親族を失っているということです。

また、イスラエル軍がガザ地区北部の住民に対し、南部への退避を通告する一方で、交通手段がないことや、燃料の不足、さらに空爆が続く中で移動できずに北部に残っているスタッフやその家族も多くいるということです。

現地の状況について野口さんは「水と食料を確保して生き延びるのが精一杯で、電気も燃料もなく、動けないでいる。空爆が毎日ずっと続いていて夜も眠れない状況になっている」と述べ、スタッフの身を案じていました。

そのうえで、「このような規模の破壊と壊滅というのは今までなかった状況で、UNDPのプロジェクトはすべて影響を受けている。復興した住宅が何%残っているのか、今まで経済雇用の創出のプロジェクトに関わってきた若い女性や男性がどうしているのか、今の状況ではわからない」と述べ、現地での支援活動自体が困難を極めていると訴えていました。

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