卓球Tリーグ 中国選手が帰国 中国開催の大会に日本不参加で

卓球のTリーグのチームに所属するすべての中国選手が27日までに帰国していることが分かりました。日本卓球協会によりますと、ことし12月に中国で開かれる大会に日本選手がエントリーしなかったところ、中国側から「Tリーグに所属する中国選手を引きあげさせる」と通告があったということです。

卓球のTリーグには現在、14人の中国選手が登録されていますが、関係者への取材で、27日までに全員が帰国していることが分かりました。

日本卓球協会によりますと、ことし12月に中国・成都で開かれる混合団体のワールドカップに日本選手がエントリーしなかったところ、今月25日に中国側から、「Tリーグに所属する中国選手を全員引きあげさせる」と通告があったということです。

協会では、このワールドカップ開催の連絡を受けたのが今月17日で、エントリーの締め切りまでの期限が短かったことや、ほかの大会に参加する選手がいたことなどから、出場する選手が男女3人ずつがそろわなかったため、日本として出場を見送ることを中国側に伝えていました。

日本卓球協会の宮崎義仁専務理事は「参加できないのは申し訳ないが、ほかの大会もある中で、選手を無理やり出すことはできない。中国選手が帰国したことは残念だ」と話しています。