ハロウィーン前に渋谷駅周辺での路上飲酒制限始まる

新型コロナの5類への移行後、初めてとなるハロウィーンを前に、東京・渋谷区は27日午後6時から条例に基づいて渋谷駅周辺での路上飲酒の制限を始めました。

渋谷区の条例に基づく路上飲酒の制限は27日午後6時から始まり、午後7時からは区の職員およそ30人が対象となる渋谷駅周辺をパトロールしています。

パトロールはセンター街を中心に行われ、職員は路上で飲酒をしている人を見つけると声をかけて路上で飲まないよう指導していました。

渋谷駅周辺では毎年、ハロウィーン前の週末から当日にかけて多くの人が集まり、飲酒によるトラブルが相次いでいます。

特に、ことしは新型コロナの5類への移行後、若者や外国人による路上飲酒が横行している状態が続いていて、渋谷区はこれまでのハロウィーンより深刻なトラブルが起きるリスクが高まっているとして警戒を強めています。

渋谷駅周辺の路上飲酒制限の期間はハロウィーン当日の31日まででいずれも午後6時から翌朝午前5時までの間です。

区は期間中、のべ450人の職員や警備員を動員して路上飲酒をしないよう指導するほか、人の流れが滞留しないよう移動を促していくことにしています。

渋谷区土木部企画管理課の中村彰男課長は「条例を知らない人や外国人もたくさんいるので、丁寧に説明しながら路上飲酒をしないよう協力を呼びかけていきたい」と話しています。