国民 榛葉幹事長“立民 泉代表は共産との関係に説明責任ある”

国民民主党の榛葉幹事長は、立憲民主党と共産党が次の衆議院選挙も見据え意見を交わしたことについて、泉代表には両党の関係を明確に説明する責任があると指摘しました。

立憲民主党の泉代表ら執行部は10月23日に、ほかの野党にあいさつ回りを行い、共産党の志位委員長は次の衆議院選挙に向けて連携していくことで合意したとする一方、泉氏は「具体的な話をした訳ではない」としています。

これについて国民民主党の榛葉幹事長は記者会見で「共産党は合意したと言っており、泉氏には説明責任がある。選挙の時だけ仲よくして、あとは別々ということは通らない」と指摘しました。

また、国民民主党がこれに反発して立憲民主党の執行部によるあいさつ回りを断ったことについては「事実関係を整理するため一拍置いた方が、われわれの党員などに対し誠意ある対応になると思った」と述べました。

一方で、立憲民主党と共産党の面会について、連合の清水事務局長は「共産党なりに解釈したものだ」として問題視しない考えを示しましたが、榛葉氏は「私の周りの連合関係者は相当、問題視している。きぜんとした態度をとらないと組織や信頼に遠心力が働く」と指摘しました。