巨人1位指名 西舘勇陽投手(中央大)“将来的に開幕ローテに”

プロ野球ドラフト会議で、巨人から1位指名された中央大の西舘勇陽投手が、大学の先輩に当たる阿部慎之助監督から指名のあいさつを受け「将来的には開幕ローテーションに入って優勝への力になりたい」と意気込みを述べました。

球団側は背番号は「17」を用意

最速155キロのストレートが持ち味の西舘投手は、ランナーがいない状態でもクイックモーションで投げる右ピッチャーで、26日行われたドラフト会議で巨人と日本ハムから1位指名され、抽せんの結果、大学の先輩でもある巨人の阿部監督が交渉権獲得のくじを引き当てました。

ドラフト会議から一夜明けた27日、西舘投手は東京 八王子市の中央大を訪れた阿部監督や担当のスカウトなどから指名のあいさつを受けました。

西舘投手は「指名を受けて本当にうれしいが野球人生はこれからだと思っているので切り替えてやっていきたい。阿部監督は小さい頃のスーパースターでテレビの中の人という感覚だ」と少し緊張気味に話していました。そして、西舘選手の高校の先輩に当たる大谷翔平選手や菊池雄星投手も背負ったことのある背番号「17」を用意していると伝えられ「同じ花巻東高校出身だし特別な番号だということは分かっているのでとてもうれしい」と喜んでいました。

今後については「まずは1年間1軍にいて将来的には開幕ローテーションに入って優勝への力になりたい」と抱負を述べました。

阿部監督は「こういう形で母校に帰ってくるのは夢にも思っていなかったし、西舘投手を初々しいと思いながらも20年ほど前にここから旅だったことを思い出した。将来は日本を背負って立つ大投手になってほしいし、一生懸命やればなれると信じている」と話していました。