12月請求分の電気料金 大手電力10社中 8社で値下がり

大手電力会社10社のことし12月請求分の電気料金は、火力発電の燃料となる石炭の価格が下落していることから、10社中8社で値下がりします。

発表によりますと、ことし12月に請求される、家庭向けで契約者の多い「規制料金」は、使用量が平均的な家庭で、11月と比べて、
▽北海道電力が48円下がって8249円
▽東北電力が70円下がって7480円
▽東京電力が52円下がって7459円
▽中部電力が37円下がって7085円
▽北陸電力が81円下がって6595円
▽中国電力が106円下がって7200円
▽四国電力が73円下がって7264円
▽沖縄電力が119円下がって7934円と、
10社中8社で値下がりします。

火力発電の燃料となる石炭の価格が下落したことが主な要因です。

一方、
▽九州電力は、離島向けの発電所で使われている原油の価格が上昇していることから、3円上がって6129円となり、
▽関西電力は、前の月から横ばいの6146円となります。

12月請求分 都市ガス料金は値上がり

また、12月請求分の都市ガスの料金は原料となるLNG=液化天然ガスなどの価格が上昇していることから、11月分と比べて、大手4社すべてで値上がりします。

使用量が平均的な家庭では、
▽東京ガスが8円上がって5337円
▽大阪ガスが8円上がって5887円
▽東邦ガスが9円上がって6496円
▽西部ガスが6円上がって6179円となります。