金沢大学 老朽化したトイレの改修へ 寄付の協力呼びかけ

金沢市にある金沢大学は、老朽化したトイレの改修を進めるため、クラウドファンディングを行って寄付の協力の呼びかけを始めました。

金沢大学は、34年前に移転した金沢市の角間キャンパスでトイレの老朽化が進み、改修が必要となっています。

およそ4割が和式で床の汚れや傷みも目立ち、学生からは環境を改善してほしいという声が強いということです。

大学は、合わせて13棟の建物で順次、改修したい考えですが、洋式化に加えて、床の張り替えや照明のLED化を進めていくためには1億円以上が必要になるということです。

このため、大学は利用頻度の高い一部のトイレについて少しでも早く改修を進めたいとインターネットを通じて広く寄付を募るクラウドファンディングを行うことになり、協力の呼びかけを始めました。

期間はことし12月21日までで、当面の目標額を300万円としたうえで最終的には1000万円を集めたいとしています。

金沢大学施設企画課の今井大輔さんは「学生に1日でも早く良いトイレ環境を提供したい。大学のOBやOGに限らず趣旨に賛同いただける方に広く協力してもらえるとうれしい」と話していました。