阪神1位指名 下村海翔投手「甲子園のマウンドに早く立ちたい」

プロ野球のドラフト会議で阪神から1位指名された青山学院大の下村海翔投手が球団から指名のあいさつを受け、「夢だった甲子園のマウンドに早く立ちたい」と意気込みを語りました。

下村投手は、最速155キロのストレートと変化球をコントロールよく投げ分ける右ピッチャーで、26日のドラフト会議では、18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神から単独で1位指名されました。

一夜明けた27日は、神奈川県相模原市にある大学のキャンパスで阪神の畑山俊二統括スカウトなどから指名のあいさつを受けました。

下村投手は、「1位で指名された瞬間はびっくりして頭が真っ白になったが、寮に帰ってからいままでにないぐらいたくさんのメッセージをもらい少し実感がわいた」と話していました。

その上で、自身が阪神の本拠地・甲子園球場がある兵庫県西宮市出身であることを踏まえ、「最初はただ野球が好きで、阪神を見ていただけだったが、今は自分がそのユニフォームを着てプレーする立場になり、責任と自覚が芽生えてきた。夢だった甲子園のマウンドに早く立ちたい。ずっとやってきた先発をプロでもやりたい」と意気込みを語りました。

畑山統括スカウトは、「キレのあるボールに制球力、そして気持ちの強さを高く評価した。加えて西宮出身ということで、タイガースファンにも愛される選手になってくれると思う」と期待を寄せました。