岩手 奥州 神社の敷地内にクマが居座る 猟友会が駆除

27日朝、岩手県奥州市の神社の敷地内にある林の中にクマ1頭がとどまっているのが見つかりました。近くには小学校や住宅があり、市や警察などが対応を検討した結果、クマは地元の猟友会によって駆除されました。

27日午前7時ごろ、奥州市胆沢若柳にある神社の敷地内の林の中でクマ1頭が見つかり、座っていたり何かを食べたりするような様子が確認されました。

神社からおよそ500メートルの所には奥州市立若柳小学校があり、住宅も点在していて、警察や市の担当者は警戒にあたるとともにパトロールを行って注意を呼びかけました。

奥州市によりますと神社の近くでは26日夕方にもクマが目撃され、木に登って下りてこなかったため爆竹を使って追い払おうとしましたが、効果がなかったということです。

近くの小学校では27日朝、保護者が車で児童を登校させるなどの影響もあったということで、市や警察は地元の猟友会などと対応を協議し、午前11時すぎにクマは猟友会によって駆除されました。

近くに住む人は「本物のクマを見たことはなかったので驚いた。外で作業をする人は不安だったと思うし私もこわくてけさは散歩ができなかった」と話していました。