水産物を「食べて応援!海の幸キャンペーン」始まる 東京

東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出を受けた、水産物への風評の懸念を払拭しようと、都内の鮮魚店などでは支払った金額の一部がポイントとして還元されるキャンペーンが始まりました。

都は27日からQRコード決済を利用して水産物を購入すると、金額の30%、1つの決済サービスにつき最大1000円分がポイントとして還元されるキャンペーンを始めました。

参加申請を済ませた都内の鮮魚店やすし店など1000店舗以上が対象で、このうち、文京区の鮮魚店では、福島県で水揚げされたアンコウやスズキ、カレイなどがならび、客はQRコード決済で購入していました。

客の女性は「物価高なので、とてもありがたい。購入することで、福島を応援できたらと思います」と話していました。

店を経営する会社の成田満亮社長は「お客さんと直接触れ合う私たちが、安心安全だと伝えることで、漁業者たちを応援していきたい」と話していました。

利用できる決済サービスは「au PAY」「d払い」「PayPay」「楽天ペイ」の4種類で、キャンペーンは12月8日まで実施される予定ですが、予算がなくなった場合、早期に終了することもあるということです。