サッカー 浦和レッズ 違反行為に「永久入場禁止」新設

サッカー天皇杯の試合での浦和レッズのサポーターによる暴力行為をめぐる問題で、レッズは違反行為に対するクラブ独自の処分として「永久入場禁止」を新たに設けたと発表しました。

ことし8月、名古屋市で行われた天皇杯4回戦の名古屋グランパスと浦和レッズの試合では、試合後に、レッズのサポーターが相手チームのサポーターや警備運営のスタッフに暴力をふるったり、相手チームの横断幕やスタジアム内の設置物を損壊したりするなどの行為がありました。

一連の問題をめぐっては、日本サッカー協会が21人を国内すべての試合で、無期限の入場禁止にしたほか、レッズに対し、来年度の天皇杯の参加資格を剥奪する処分を科しました。

こうした中、レッズは26日に新たな処分基準を策定したと発表し、試合の運営を妨げるような違反行為などを行った場合には、クラブ独自の処分として、日本サッカー協会やJリーグが定めるガイドラインにはない「永久入場禁止」という罰則を新たに設けました。

日本サッカー協会の規定では、試合数や期間を定めない無期限の入場禁止が最も重い処分で、クラブとして処分の厳罰化を進めた形となります。

レッズはホームページを通じて「サッカー界のみならず社会の一員として、みずからが果たすべき責任と誠実に向き合い、覚悟を持ってクラブ運営に取り組んでまいります」としています。