福田元首相と中国副主席 北京で会談 “両国間で文化交流を”

中国を訪れている福田元総理大臣は、韓正国家副主席と北京で会談し、両国の間で文化交流を進めていくことを確認しました。

日中平和友好条約が発効してから今月で45年となるのに合わせて中国の首都 北京を訪れている福田康夫元総理大臣は26日帰国を前に記者団の取材に応じました。

福田元総理大臣によりますと、25日韓正国家副主席と1時間近く会談し、この中で韓副主席は「文化交流は国民と国民を近づける意味で有意義だ」などと述べ、双方は両国の間で文化交流を進めていくことを確認したとしています。

福田元総理大臣は「国民どうしが文化交流を通じて相互理解を深めることを首脳はリードする責任がある」と強調し、来月中旬にアメリカで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて日中首脳会談が実現することに期待を示しました。

福田元総理大臣は「民間の文化交流を進める上でも指導者の理解と協力がないとできないので環境づくりに努めてほしい」と話していました。