海外ユーチューバー無賃乗車か 動画確認し警察に相談 JR九州

JR九州の古宮洋二社長は26日の定例会見で、登録者数がおよそ238万人に上る海外のユーチューバーが、新幹線の無賃乗車が疑われる動画を投稿していたことが分かったとして、警察に相談していることを明らかにしました。

登録者数がおよそ238万人に上る海外のユーチューバーが投稿したとみられる動画では、長崎発の新幹線に乗ったとしたうえで、移動中はトイレにこもるなど、無賃乗車が疑われる内容となっています。

これについて、JR九州の古宮社長は26日の定例会見で「本当に迷惑だ。車掌がトイレの前で待って、いろいろ対応したが、仮病みたいな感じで振り切っていったということだ。これは犯罪で、警察に話をしている」と述べ、動画を確認し警察に相談していることを明らかにしました。

そのうえで、「やはり車掌1人では対応しづらいところもあるので、こういうことがあったら、例えば次の停車駅で駅員や警察官を呼ぶなどして対応しようと思う。きぜんとした態度をとりたい」と述べ、今後、同様のケースが起きた場合は、厳しく対処する考えを示しました。