株価600円以上値下がり 米長期金利の再上昇や中東情勢など要因

26日の東京株式市場、日経平均株価は600円以上値下がりしました。

▽日経平均株価、26日の終値は前日の終値より668円14銭安い3万601円78銭。

▽東証株価指数=トピックスは30.15下がって2224.25。

▽一日の出来高は13億3197万株でした。

26日の東京株式市場、日経平均株価は終値で600円以上の大幅な値下がりとなりました。

値下がりの幅が一時700円を超えた日経平均株価。

大幅な下落となった要因は3つあります。

まず、アメリカ経済の堅調さを示す指標が相次いで発表されたことによって、アメリカの長期金利が再び上昇していることがあります。

金融引き締めの長期化が改めて意識され、投資家のあいだではリスクを避けようという動きが広がりました。

2つ目は、ハイテク関連の銘柄が多いアメリカのナスダック市場で25日、株価指数が大きく下落したことです。

この影響で、東京市場でも半導体や電機などの銘柄に売り注文が広がりました。

3つ目が緊迫度を増す中東情勢です。

これも投資家の不安を高め、売り注文が膨らむ要因となりました。

このように日本の株式市場は、アメリカをはじめ海外の動きに左右される形となっています。

26日夜にはアメリカでGDPの速報値が発表されます。

経済の底堅さが際立つ中、その内容に市場の注目が集まっています。