NY市場 一時1ドル150円30銭台まで値下がり ことし最安値を更新

25日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの長期金利が高止まりしていることを材料に円売りドル買いが進み、円相場は一時、1ドル=150円30銭台まで値下がりして、ことしの最安値を更新しました。

25日のニューヨーク外国為替市場では円安が一段と進み、円相場は一時、1ドル=150円30銭台まで値下がりして、ことしの最安値を更新しました。

アメリカで金融引き締めが長期化するとの見方や財政悪化への懸念を背景に長期金利が高止まりしていることを材料に、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まりました。

市場関係者は「アメリカの長期金利が23日におよそ16年ぶりに5%を突破したあとも高止まりが続いていることから、じりじりと円安が進む展開となっている。日本政府・日銀の市場介入への警戒感もある中で再び1ドル=150円の節目を突破して値下がりしているため、今後、円安がさらに加速する可能性もある」と話しています。