中国 習主席 米カリフォルニア州知事と北京で会談

中国の習近平国家主席は、アメリカ カリフォルニア州のニューサム知事と北京で会談し、両国の民間や地方どうしの協力を重視する考えを示しました。26日からは、王毅外相がアメリカを訪問する予定で、米中首脳会談が実現するかが焦点となる中、前向きな動きが続いています。

中国の習近平国家主席は、25日に北京でカリフォルニア州のニューサム知事と会談しました。

中国外務省によりますと、この中で習主席は米中関係について「基礎は民間にあり、活力は地方にある。私は各界の交流や地方どうしの協力を非常に重視し、支持する」と述べました。

そのうえで「中国とアメリカは、気候変動対策などの分野で協力できる将来性がとても大きい」と述べ、環境分野を中心に両国関係を発展させていくことに期待を示しました。

また、会談で習主席は過去にカリフォルニア州を訪問したことを楽しそうに振り返っていたとしています。

カリフォルニア州のサンフランシスコでは、11月中旬にAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が開催されます。

26日からは王毅外相がアメリカを訪れ、ブリンケン国務長官などと会談する予定で、APECの首脳会議にあわせ、習主席とバイデン大統領の首脳会談が実現するかが焦点となる中、前向きな動きが続いています。