「新しい資本主義実現会議」人手不足で設備投資など支援強化へ

各分野の中小企業で人手不足が深刻化していることを踏まえ、政府は25日の「新しい資本主義実現会議」の会合で、業務の効率化に取り組む企業の設備投資などへの支援を強化していくことを確認しました。

岸田総理大臣も出席して25日、総理大臣官邸で開かれた会合では、介護や看護、それに建設業や宿泊・飲食業など、各分野の中小企業で深刻化する人手不足への対応をめぐって意見が交わされました。

そして
◇業務の効率化に取り組む企業の設備投資への支援や
◇希望する人が年齢を問わずに能力に応じてより長く働ける機会の拡大に向けた支援を強化していくことを確認しました。

岸田総理大臣は「賃上げのためにも『省人化』や『省力化』投資の抜本強化が必要だ。経験のあるシニアの就業者のリスキリングも含め、就業環境の整備に官民を挙げて努力する」と述べました。

また、会議では成長が期待される分野の1つで、日本に強みがあると言われるアニメやゲームといったコンテンツ産業の活性化策も協議し、クリエーターが働きやすい環境整備などの具体策を来年春にとりまとめる方針も確認しました。