フィギュア 宇野昌磨が愛知で練習 今季は来月のGP第4戦が初戦

フィギュアスケートの今シーズンのグランプリシリーズが始まり、男子シングルの宇野昌磨選手が11月の大会を前に出身地の愛知県で練習を行い、「自分自身がもう一度見たいと思えるような演技をしたい」と意気込みを話しました。

宇野選手は昨シーズン、フリーに4種類5本の4回転ジャンプを組み込んだ高難度の構成で、世界選手権で2連覇を果たしたほか、グランプリファイナルなど出場したすべての大会で優勝しました。

今シーズンは来月のグランプリシリーズ第4戦が初戦で、25日は国内の拠点としている愛知県豊田市の中京大学のリンクで練習を行いました。

今シーズンのフリーの演技では、宇野選手のスケート人生をテーマにしたというゆっくりとしたテンポの曲を使用することにしていて、練習では、4回転フリップやトリプルアクセルなど得点源のジャンプのほか、ジャンプとジャンプの間のつなぎの動きを確かめていました。

着氷などでミスが出るとすぐに曲を止めてスタッフが撮影した映像を確認し1つ1つの精度を高めようとする姿も見られました。

宇野選手は「今シーズンはジャンプにも表現面にも全力を注ぐことをテーマにし、毎日、成長を感じながら充実した日々を送れている」と話しました。

その上で、「日々の練習にやりがいを感じるということはまだまだやらないといけないことがあるということだ。自分自身がもう一度見たいと思えるような演技がしたいし、自分を満足させてシーズンの最後にこのプログラムが名残惜しいなと思えるものをつくっていきたい」と話していました。

宇野選手は11月10日からのグランプリシリーズ第4戦、中国大会のほか、24日からのNHK杯に出場する予定です。