処理水放出“トリチウム濃度 8回目も検出下限を下回る”環境省

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出後、環境省が行っているモニタリングの8回目の結果について、環境省は25日、これまでと同様に、すべての地点でトリチウムの濃度は検出できる下限を下回ったと発表しました。

東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出後、環境省は1週間に1度の頻度で、海水のモニタリングを行っています。

8回目は
▽放水口の付近や
▽遠いところでおよそ70キロメートルの地点など
福島県沖と宮城県沖、それに茨城県沖の合わせて11地点で今月17日と19日に海水の採取を行い、トリチウムなどの濃度について分析しました。

環境省は25日、その結果について、11地点すべてでトリチウムの濃度は検出できる下限値としていた1リットル当たり10ベクレルを下回ったと発表しました。

1回目の8月27日の発表以降、同様の結果が続いています。

環境省は当面1週間に1回の頻度でモニタリングを続け、結果はホームページやSNSで公表していくことにしています。