西~北日本 広い範囲で大気不安定 落雷や突風など十分注意を

この時期としては強い寒気が上空に流れ込んでいる影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。25日夜遅くにかけて天気が急変するおそれがあり、気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、局地的な激しい雨に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、日本の上空5500メートル付近にはマイナス21度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。

このため、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、午後1時半すぎまでの1時間には宮城県女川町で50ミリの非常に激しい雨が降りました。

この時間は、関東や北陸、近畿などで局地的に発達した雷雲が広がっています。

大気の不安定な状態は今夜遅くにかけて続く見込みで、気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、局地的な激しい雨に十分注意するよう呼びかけています。

この時期は大気の状態が不安定になりやすく10月に入って北陸や東北、中国地方などで、すでに9回、竜巻などの突風が発生し建物の屋根が飛ばされるなどの被害も出ています。

天気が急変するおそれがあり、周辺が急に暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中などに移動し安全を確保してください。