日本ラグビーの歩みを紹介する展覧会 フランスで開催

ラグビーワールドカップが開催されているフランスで、日本のラグビーを広く知ってもらおうと、100年以上の日本ラグビーの歩みを紹介する展覧会が開かれています。

この展覧会はワールドカップの開催に合わせて日本ラグビー協会が開いていて、パリ中心部にある日本文化を発信する拠点「パリ日本文化会館」には日本ラグビーの歴史を伝える品々が展示されています。

会場の一角には、第1回大会から今大会まで10回のワールドカップで日本代表が着用した、桜のエンブレムがあしらわれた歴代のジャージが並べられています。

また、1899年に日本にラグビーが伝えられてから現在に至る歴史や往年の名選手、2019年のワールドカップ日本大会の盛り上がりを伝える写真パネルなども展示されています。

会場には地元の人や観光客が訪れ、興味深そうに見入っていました。

展覧会を訪れたフランス人の男性は「日本がラグビー強豪国の仲間入りをしていることに驚いている。日本人は好奇心が旺盛で、研究熱心なところがすばらしい」などと話していました。

日本ラグビー協会によりますと、今回の展覧会は日本に再びワールドカップを招致する活動の一環として開催したということです。

日本協会の土田雅人会長は「100年以上かけて日本のラグビーを作ってきた人たちがいるということを知ってもらいたい。もう1度、日本にラグビーワールドカップを招致したい」と話していました。

この展覧会はワールドカップの決勝が行われる現地時間の今月28日まで開かれています。