長野県茅野市の奥蓼科の標高1500メートル付近にある御射鹿池は、昭和を代表する日本画家、東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフになった場所です。
池のほとりのカラマツは例年よりも少し遅い10月中旬から色づき始め、ここ数日の冷え込みで一気に紅葉が進んで、見頃を迎えています。
鏡のように澄み渡った水面に映る木々が幻想的な風景をつくり出していて、県内外から訪れた多くの観光客が、絵画のような幻想的な世界を楽しんでいました。
神奈川県から家族で訪れた女性は「東山魁夷の作品のモチーフになった場所と聞いていたので、楽しみにしてきました。池の水面が穏やかで、鏡のようできれいです」と話していました。
また、愛知県から訪れた女性は「前に来たときは深緑の季節でしたが、そのときと雰囲気が違って、紅葉のグラデーションが美しいです」と話していました。
御射鹿池の紅葉は10月いっぱい楽しめそうだということです。
東山魁夷の代表作にも 御射鹿池周辺のカラマツが黄金色に 長野
日本画家、東山魁夷の代表作のモチーフとなった、長野県茅野市の御射鹿池の周辺でカラマツが黄金色に染まり、見頃を迎えています。