ソフトボール上野由岐子「目の前の1日1日 1年1年を大事に」

2028年夏のロサンゼルスオリンピックで野球・ソフトボールが追加競技として採用されたことを受けて、ソフトボール日本代表で金メダルを2回獲得したエースの上野由岐子投手が取材に応じ「オリンピックという大きな舞台を迎えることになればうれしいが先を見るより目の前の1日1日、1年1年をもっと大事にしていきたい」と話しました。

ソフトボールは16日、IOC=国際オリンピック委員会の総会で2028年夏のロサンゼルス大会で実施される追加競技に野球とともに採用され、日本が金メダルを獲得したおととしの東京大会以来、2大会ぶりの実施となります。

2008年の北京大会と東京大会で2回、日本の金メダル獲得に貢献したエースの上野投手と、日本代表の宇津木麗華監督が24日、都内で取材に応じました。

上野投手は「率直にうれしい。東京大会での感動、思い、盛り上がりをつないでいけるという思いで決まったと思うので、これからもっと応援してもらえる競技になれるよう世界のソフトボーラーの力を合わせて頑張っていきたい」と話しました。

また、46歳を迎える年に開かれるロサンゼルス大会に向けて現役を続行するかについては「オリンピックという大きな舞台を迎えることになればうれしいが、先を見るより目の前の1日1日、1年1年をもっと大事にしていきたい。その結果もしかしたらマウンドにいるかもしれないという思いで向かっている」と胸の内を明らかにしました。

宇津木麗華監督「もう一度 東京大会でのよろこびを」

宇津木監督は「ソフトボールにとって一番、願った朗報、うれしいことだ。オリンピックがないとソフトボールや子どもたちにとって夢を実現できる場が少ないので指導者にとってもよかった。もう一度、東京大会でのよろこびを実現できればいいと思う」と話していました。