セーリング世界選手権制した岡田・吉岡ペア「パリ五輪で金を」

来年のパリオリンピックから男女混合種目として実施されるセーリングの470級で、ことしの世界選手権を制した岡田奎樹選手と吉岡美帆選手のペアが取材に応じ「パリオリンピックで金メダルを取りたい」と決意を語りました。

パリオリンピックから、男女混合種目となることが決まっているセーリング470級の岡田選手と吉岡選手のペアは、ことし8月の世界選手権で金メダルを獲得し、パリオリンピックの出場枠を獲得しました。

男女に分かれて実施された東京オリンピックの470級にそれぞれ別のペアで出場し、いずれも7位に入った2人はパリ大会に向けて2年前にペアを結成していて、24日は神奈川県藤沢市の江の島ヨットハーバーで取材に応じました。

この中で、27歳の岡田選手は「過去にオリンピックで金メダルを取った選手は必ず世界選手権でも優勝していたので、そのステップを踏めたことに安心した」と世界選手権を振り返りました。

また、33歳の吉岡選手は「混合種目になって男子と組むので、もっとフィジカル面が必要になると思った。ペアとしても、コミュニケーションや動作のコンビネーションをもっと高めていきたい」と課題を口にしました。

パリオリンピックの日本代表の選考は、来年行われる国際大会での成績などをもとに行われることになっていて、岡田選手は「冬の期間でトレーニングや基礎練習をしっかりして、選考でしっかり勝ちきりたい。パリオリンピックで目標とする金メダルを取りたい」と決意を語りました。

また、吉岡選手は「セーリング人生の集大成だと思って、全部出し切って金メダルを取ってみんなで喜びたい」と意気込みを話していました。

セーリング470級とは

セーリングの470級は、全長4メートル70センチの2人乗りのヨットで、海面に設けられた「マーク」と呼ばれるブイを決められた順序で回りながら順位を競う種目です。

選手は、かじ取りや一番大きな帆の操作を行う「スキッパー」と、体全体を使ってヨットのバランスを取る「クルー」に役割が分かれています。

世界選手権で金メダルを獲得した日本のペアは岡田選手がスキッパーを、吉岡選手がクルーを務めています。

470級の乗員の適正体重は2人合わせて130キロ前後で、体格やパワーを生かす外国選手に比べて小柄な日本選手が活躍しやすいクラスとされています。

日本がこれまでオリンピックのセーリングで獲得した2つのメダルはいずれも470級で、1996年アトランタ大会で女子の木下アリーシア選手と重由美子選手のペアが銀メダル、2004年アテネ大会では男子の関一人選手と轟賢二郎選手のペアが銅メダルを獲得しています。