日本大学への補助金不交付 文科相 “管理運営体制の再構築を”

アメリカンフットボール部の部員2人が逮捕された日本大学に対する今年度の国の補助金が全額不交付となったことについて、盛山文部科学大臣は記者会見で、決定は妥当であり、日本大学に管理運営体制の再構築を求めていく考えを示しました。

文部科学省の外郭団体は23日、アメリカンフットボール部の部員2人が薬物事件で逮捕された日本大学について、今年度の国の補助金を全額不交付とすることを決めました。

これについて、盛山文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「この判断は妥当なものと受け止めている。日本大学に対しては、引き続き学校法人としてのガバナンスの強化を含む管理運営体制の再構築を強く求めていく」と述べました。

そのうえで、今回の決定により、3年連続で補助金が不交付となったことについて「これだけ深刻な問題になっている。それに対して、自覚というか反省というか教育を行う学校法人の在り方としてそれでいいのか、大学側には考えていただきたい」と述べました。