名古屋市の高校の体育館で火事 けが人なし 出火原因調査

23日夜、名古屋市内にある高校の体育館で火事があり、火の勢いは収まってきていますが、現在も消火活動が続いています。

消防によりますと、これまでのところ、けが人や逃げ遅れた人はいないということです。

23日午後8時ごろ、名古屋市中村区の名城大学附属高校の体育館で「炎と煙が出ている」と、消防に複数の通報がありました。

消防車など20台あまりが出て消火活動に当たっていて、火の勢いは収まってきていますが、現在も消火活動が続いています。

消防によりますと、これまでのところけが人や逃げ遅れた人はいないということです。

現場は、名古屋駅から北西に3キロほど離れた住宅が多く建ち並ぶ場所です。

すぐ近くに東海道新幹線などの線路がありますが、JR東海によりますと、今のところ新幹線や在来線の運行に影響はないということです。

警察と消防が当時の状況や出火原因を詳しく調べることにしています。

近くに住む人「建物の上まで炎」

火事が起きた高校の近くに住むという70代の男性は、「建物の上まで炎が上がって、真っ赤だった。自宅の裏でパチパチした音がして、火の粉がひどかった。私が119番通報して、妻が高校の管理事務所に知らせに行った。警報などは鳴っていなかった」と話していました。

また、火事が起きた高校をことし3月に卒業したという19歳の男性は「この時間の体育館はふだんは人がいないはずです。体育館は部活動や体育で使われていて、燃えるようなものはなかったと思います」と話していました。