JR四国 12駅を無人駅に 来年春にかけて “業務効率化のため”

厳しい経営が続くJR四国は、業務の効率化をはかるため、利用が少ない12の駅について、ことしの年末から来年春にかけて駅係員の配置を取りやめ、無人駅にすると発表しました。

JR四国の発表によりますと、駅係員の配置を取りやめるのは、利用が少ない合わせて12の駅で、このうち、
▽高知県の佐川駅は、ことし12月29日から、
▽ほかの11の駅は、来年3月中旬から、
無人駅になります。

11の駅は、
▽香川県の端岡駅と高瀬駅
▽愛媛県の伊予市駅
▽徳島県の板野駅、勝瑞駅、佐古駅、石井駅、南小松島駅、羽ノ浦駅
▽高知県の旭駅と伊野駅です。

これによってJR四国の259駅のうち222駅が無人駅になります。

JR四国は、駅係員の募集の際、応募者数が減少していて、近い将来、人のやりくりが難しくなることが見込まれるほか、厳しい経営が続く中で業務効率化をはかるためだとしています。

また、車いすの利用者など、列車の乗り降りの際に係員の手伝いが必要な場合は、駅やホームページに掲示している連絡先に事前に連絡してほしいとしています。

JR四国は「利用客に不便をかける場面も出てくると思うが、スマートフォンのアプリで切符を購入できるサービスなど、利便性を確保するための取り組みも行っているので、ご理解いただきたい」としています。