石川 ”加賀野菜”の「源助だいこん」出荷始まる

石川県の”加賀野菜”の1つで、ずんぐりとした形が特徴の「源助だいこん」の出荷が23日から金沢市で始まりました。

”加賀野菜”の「源助だいこん」は円筒状のずんぐりとした形と身の柔らかさが特徴で、おでんの具材などに使われ、金沢市の21軒の農家が栽培しています。

今シーズンの出荷は23日から始まり、JAの集出荷場には朝に収穫された2トン余りが運び込まれました。

「源助だいこん」は皮が薄く柔らかくて、割れやすく形をそろえるのが難しいということで、生産者ができばえを入念に確認していました。

JAによりますと、今年は種まき以降の8月や9月に猛暑が続いた影響で収穫量がやや減ったものの、水やりを徹底したことなどから品質を保つことができたということです。

生産者の松本充明さんは「種まきの時に高温や干ばつで過酷な状況だったので収穫を迎えられてとてもうれしい。これから寒くなるのでおでんやふろふきで味わってほしい」と話していました。

「源助だいこん」は11月下旬から年明けにかけて収穫の最盛期を迎え、石川県内のほか関西や関東などにあわせて250トンが出荷される見通しです。