長期金利 0.860%まで上昇 10年3か月ぶりの水準

週明けの23日の債券市場では、日本国債を売る動きが強まり、長期金利は0.860%をつけて、2013年7月以来およそ10年ぶりの水準まで上昇しました。

国債は、売られると価格が下がって、金利が上昇するという関係にあります。

23日の債券市場では日本国債を売る動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りが午後2時半すぎに0.860%まで上昇しました。

2013年7月以来、10年3か月ぶりの水準です。

背景にあるのがアメリカの長期金利の上昇です。

アメリカでは、金融引き締めが長期化するという見方から長期金利の指標となる10年ものの国債の利回りが5%に迫る水準まで上昇しています。

これを受けて日本でも長期金利の上昇圧力が高まっています。

市場関係者は、「日銀が来週開く金融政策決定会合で長期金利の上昇についてどのような姿勢を示すのかに市場は注目している」と話しています。