日本とタイの民謡若手アーティストが共演 ASEAN友好協力50年

日本とASEAN=東南アジア諸国連合の友好協力関係が始まって50年になるのにあわせ、日本とタイで活動する民謡の若手アーティストが共演し、それぞれの国の人々の間で受け継がれてきた調べに新たな解釈を加えた歌や演奏を披露しました。

このコンサートは、日本とASEANの友好協力関係が始まってことしで50年になるのにあわせ、日本とタイでそれぞれ歌い継がれてきた民謡の魅力を紹介しようと、日本の国際交流基金がタイの首都バンコクで22日開きました。

コンサートでは、日本の民謡に現代的な音楽要素を取り入れ、尺八や津軽三味線などで奏でるグループ「MIKAGE PROJECT」と、タイ東北部で親しまれている民謡の「モーラム」と欧米などの音楽を融合させて独自のジャンルを築いたタイのグループ「Rasmee Isan Soul」が共演しました。

ステージでは、岩手県の伝統行事チャグチャグ馬コにちなんだ民謡を日本語とタイ東北部の方言で交互に歌いあげたほか、タイの民謡を和楽器で演奏するなど、それぞれの国で受け継がれてきた調べに新たな解釈を加えた歌や演奏を披露しました。

訪れた女性は「チャグチャグ馬コの曲が気に入りました。タイと日本のリズムと言葉は違うのに、とても息の合った演奏でした」と話していました。